超硬合金の用途

超硬合金は高温時の硬度低下が少なく、非常に摩耗しにくい一方、ヤング率が高いため変形しにくく、また圧縮強度にも優れているといった材料特性を持つことから、様々な分野で使用されています。当社では、用途に合わせ多様な超硬合金を取り揃えている事に強みを持ち、開発から製造、販売に至るまで自社で一貫して対応しております。当社の超硬合金は大きく3つの系統に分かれます。

超微粒超硬合金

切削工具として、自動車産業や航空機産業などの機械部品や金型の切削加工に使用されるエンドミル、電子部品産業などのプリント基板穴あけ加工に使用されるPCBドリルなどに利用されています。また耐摩工具として、リチウムイオン電池や液晶パネルの塗布工程で使用されるスロットダイ、オムツ・サニタリー製品などの輪郭切断工程で使用されるロータリーダイなどにも利用されています。

超微粒超硬合金

中粒超硬合金

建設工具として、鉱山での削岩や土木工事に使用されるボタンビット、道路・ビル等の基礎工事に使用されるダウンザホールビットなどに利用されています。

中粒超硬合金

粗粒超硬合金

耐摩工具として、鉄鋼の線材や棒鋼の生産に使用される圧延ロールなどに利用されています。

粗粒超硬合金